高齢者おすすめマットレスは「高反発?」お悩み別に整体師が解説

15年以上も整骨院を経営していると「高齢者におすすめのマットレス」に関して相談を受けることが多々あります。ご本人様から相談を受けることもありますが、殆どの場合がご家族からの相談です。

  • 高齢の母に良いマットレスをプレゼントしたい
  • 毎日寝起きが辛そうな父をどうにかしてあげたい
  • 横向きでしか寝れない母を見ていて辛い
  • 父が寝る度に腰の骨があたって痛いと言っている

上記のような相談内容が多く、ご家族の「何とかしてあげたい」という思いに私も毎回「力になりたい」という思いでいっぱいになります。

そこで今回は「高齢者におすすめマットレス」と題して様々な解説をさせて頂きます。これまでの経験や日々のマットレス研究で得た情報を全てお伝えさせて頂きますので是非ご覧ください。

この記事の監修者
中村 匠
  • 現整骨院院長(ゆらぎ整骨院)
  • メディカルフィットネス施設勤務経験
  • 15年以上整体&睡眠改善相談を行う

高齢者には「高反発マットレス」はウソ?

高齢者には「高反発マットレス」はウソ?

色々な情報サイトを見ていると「高齢者には高反発マットレスがおすすめ!」というような内容を多く目にすることがあります。

結論から申し上げますと高齢者に高反発マットレスがおすすめという内容は「間違い」です。とはいえ、高齢者には低反発マットレスがおすすめという内容も「間違い」です。

そもそも、高齢者を一括りにすること自体が間違いです。どのような悩みを抱えて現在どのようなマットレスを使用しているかによって答えは当然変わります。

高齢者のマットレス選びで大切なこと

高齢者のマットレス選びにはいくつかのポイントがあります。実際に私も相談を受けたときにはこのポイントを重視して回答をさせて頂きます。

高齢になるほど「通気性重視」

高齢になればなるほど「寝返り」という行為を頻繁にうつことが出来なくなります。寝返りをバンバンうつことが出来れば身体に熱がこもることがないため多少通気性の悪いマットレスでも支障はありません。

しかし、高齢になり寝返りをうつことが難しくなると、通気性の悪いマットレスでは身体に熱がこもってしまいます。身体に熱がこもることで質の良い睡眠が取れずに寝起きの身体の痛みに繋がることがあるため通気性の良いマットレスは必須です。

高齢になるほど「反発力重視」

先述したように、高齢になるほど「寝返り」をうつことが難しくなります。そんな寝返りをサポートしてくれるのが「反発力」です。

反発が強ければ強いほど理論上では寝返りがうちやすくなります。しかし、反発が強いマットレスは「高反発マットレス」と呼ばれ、俗にいう低反発マットレスと比較すると硬めのマットレスが多いです。

硬めのマットレスは腰や背中の骨があたって痛い理由などから抵抗のある高齢者が多いことも現実で、反発力もありながら寝心地が優しいマットレスが理想のマットレスといえます。

高齢になるほど「寝心地重視」

寝心地の良いマットレスが必ずしも身体に良いマットレスとは限りません。多くの人が寝心地の良さを重視するがあまりに身体に負担の掛かるマットレスを選んでしまっている現状があります。

この考えでいくと高齢になるほど「寝心地重視」というポイントは少し矛盾に感じる人もいるはずです。このポイントは私個人の感情論だとお考えください。

例えば、身の回りのことも自分で出来なくなってきた寝たきりに近い高齢者に「このマットレスが身体に良いから!」とその方の好みではない寝心地のマットレスを買ってあげることが正しいのでしょうか?

若年~中年層であれば私は自信をもって「正しい」と言います。この先将来のことを考えて今は寝心地の良さよりも身体の良さを重視する必要があるからです。

しかし、同じ考えを高齢者にぶつけることは私にはできません。その方が今現在を寝心地良く感じて、寝心地良く眠りについて貰うことを優先的に考えて欲しいというのが本音です。

実例からみる悩み別マットレスの選び方

実例からみる悩み別マットレスの選び方

高齢者といっても年齢層は広く抱えている悩みもそれぞれ違います。そこで私がこれまで相談を受けてきた実体験をもとに「お悩み別」のマットレスの選び方をお伝えさせて頂きます。

ご自身、またはご家族の方の状況・状態と照らし合わせながらご覧ください。

腰や背中にマットレスがあたって痛い

高齢者になると筋肉が痩せてしまい、寝ていると腰や背中の骨がマットレスにあたるような感覚になることがあります。今現在お布団や硬めのマットレスを使用されている場合は「柔らかめ」のマットレスに変えるのもひとつの方法です。

ただし、低反発マットレスは過度に身体が沈み込んでしまうため注意が必要。おすすめは表層は柔らかめ・中心には硬めの素材を使用した二重構造のマットレスがおすすめです。

朝必ず腰・背中が痛くなる

寝ているときは同じ姿勢の時間が長いため、筋肉や関節が硬くなりやすいというデメリットがあります。筋肉や関節が硬くなることで朝起きたときに腰・背中に痛みを感じる高齢者は多く、なかにはしばらく起き上がれない人もいます。

対処法として一番のおすすめは「寝返り」をうてる環境づくりをしてあげることです。まずはご自身、またはご家族が寝返りをうちにくい環境にないかを以下の項目をご覧頂きチェックしてみてください。

  • 腰・お尻が沈み込むような柔らかいマットレスに寝ている
  • 左右に寝返りをうてるだけのスペースがない
  • 決まった姿勢でしか眠れない

マットレスに関しては寝返りがうちやすい「マットレスに換える」ことで解決します。当施設が行ったマットレス検証では「モットン」という高ウレタンのマットレスが断トツで寝返りをうちやすいと感じる人が多い結果が出ています。

寝返りをうつスペースはそれぞれの環境により異なる部分が多いです。特に多いケースはご家族の方と一緒に寝ているがベッドのサイズが小さく寝返りがうちづらいという声です。

決まった姿勢でしか眠れない人は、寝る前に左右に寝返りを何度か意識的にうつようにしてください。また、日常生活で決まった姿勢(右横になってテレビを見るなど)ばかりで過ごすことも要注意。右になってテレビをみる人は右の横向きでばかり寝ていませんか?

圧迫骨折・ヘルニア・狭窄症などの既往がある場合

圧迫骨折・ヘルニア・狭窄症などの既往がある高齢者でも特別なマットレスが必要というわけではありません。

腰や背中があたって痛むようなことがあれば「二重構造のマットレス」がおすすめですし、朝の腰や背中の痛みが強い場合は「寝返りのうちやすいマットレス」をおすすめします。

特に心配はないが良いマットレスをプレゼントしてあげたい場合

相談を受けるなかで意外と多いのが「良いマットレスをプレゼントしてあげたい」というご家族からの相談です。

おそらく現在使用しているマットレスや布団に寿命が来る頃だから、どうせ買い替えるのであれば少し奮発して良いマットレスを買ってあげようという親切心だと思います。

しかし、もし現在のマットレスで特に問題なく過ごせているのであれば原則同じものを買うようにしましょう。突然全く異なる寝心地のマットレスにかわることに高齢者は特に順応できない場合があります。

もちろん現在のマットレスに問題がある場合は思い切って違うマットレスに買い替えることも方法のひとつです。まずはプレゼントする相手がどのようなマットレスや布団に寝ているか?現在のマットレスや布団に満足しているか?など入念にリサーチしましょう。

最後に

高齢者のおすすめマットレスは何となくご理解頂けましたか?もし分からないことや相談など御座いましたら下記コメント欄にお気軽にコメントをください!

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about me

ゆらぎ整体院(国家資格保有)で様々な不調の利用者様の施術を行っています。ねむりと身体の不調は大きく関わっているため日々「眠り」についても勉強を重ねており「マットレス」を設置する専用部屋を整体院に併設させるくらい熱を注いでいます。

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