「朝の腰痛はマットレスが原因?」買い替え前に確認すべき6つのこと

日中や夜は痛みを感じないにもかかわらず、必ず朝起きたときに感じる腰の痛み。このような朝の痛みを感じたときに多くの人が原因として疑いの目をむけるものが「マットレス」です。

でも少し待ってください。

本当にあなたの朝起きたときに感じる腰の痛みはマットレスが原因なのでしょうか?もし、他にも原因があるにも関わらず、マットレスを買い替えてしまえば余計な出費をするだけになり「損失」を生んでしまいます。

筆者は15年以上整体(柔整)関係の仕事に携わっています。身体の構造を日々学ぶなかで、睡眠やマットレスについても深く興味を持ち、現在では整体院の横に「マットレス検証部屋」を作るほど熱を注いでいます。

そんな筆者から朝の腰痛で「マットレスを買い替えよう」とご検討中のみなさんに「購入前に確認&見直して欲しい6つのこと」をお伝えさせて頂きます。

この記事の監修者
中村 匠
  • 現整骨院院長(ゆらぎ整骨院)
  • メディカルフィットネス施設勤務経験
  • 15年以上整体&睡眠改善相談を行う
目次

朝起きると腰が痛い人に確認して欲しい6項目

朝起きると腰が痛い人は以下の項目にあてはまるものがないかをチェックしてみてください。

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  • 座っているときに脚を組む
  • 床生活がメイン
  • 決まった寝格好でテレビやスマホを見ている
  • 寝る直前にお風呂に入る
  • 寝る前に食事をとっている
  • マットレスを何枚も重ねている

あてはまる項目がある場合は、朝起きたときに感じる腰の痛みの原因はマットレスではない可能性があります。まずは以下で説明する詳細をご覧頂いたうえで改善できることがないかをご確認ください。

座っているときに脚を組む

日常的に脚を組むと、身体(特に骨盤)のバランスを崩すことで歪みを作ってしまいます。歪みがあることで、日常生活では感じることのない腰の痛みも、長時間同じ姿勢をとりやすく筋肉や関節が硬くなりやすい睡眠時では感じることがあります。

このような場合はマットレスを換えるだけでは根本の解決になりません。まずは日常生活で脚を組むという習慣(クセ)を本気で取り除く必要があります。

床生活がメイン

理想の座り方は「骨盤を立てて座ること」です。しかし、床で座る場合はどうしても骨盤を立てて座ることが難しく、骨盤が寝た状態になりやすいというデメリットがあります。

本来「前弯」といい少し前にカーブすることで腰への負担を軽減させている腰の骨も、骨盤が寝てしまうことで前弯カーブが崩れてしまい筋肉や関節に負担が掛かります。このような負担は、その場で腰の痛みとして感じる場合もあります。しかし、日中は痛みを感じない場合でも、寝ている間に筋肉が硬くなることで朝起きたときに腰の痛みとして感じることもあります。

対策として椅子の生活にシフトチェンジすることです。マットレスを買う前に椅子の購入をおすすめします。

決まった寝格好で過ごしている

「必ず右肩を下にして横になってテレビを見る」「必ずうつ伏せでスマホをみる」など日常生活で決まった格好ばかりをして過ごしている人は寝ているときも同じ格好で寝ている可能性が高いです。

実は寝ているときにとる姿勢は、起きているときに「この姿勢が落ち着く」「この姿勢が楽」と感じている姿勢をとる傾向にあります。

ずっと右肩を下にしてテレビを見る人は、寝ているときも右肩を下にする時間が極端に長い人が多いはずです。うつ伏せでスマホを触っているときが楽だと感じる人は寝ているときもうつ伏せになっている可能性があります。

ずっと同じ姿勢で寝ることは筋肉や関節が硬くなりやすく朝起きたときに腰の痛みを感じる原因になります。うつ伏せで寝ることは腰を過度に反らせてしまうため腰の痛みの原因になります。

テレビを見るときは決まった寝姿勢で見るのではなく、できるだけ座って見ることを心掛けるだけでも朝起きたときに感じる腰の痛みは緩和されるはずです。

寝る直前にお風呂に入る

画像引用元:睡眠と体温 | 睡眠と体温 | 体温と健康 | テルモ体温研究所 (terumo-taion.jp)

眠る直前にお風呂に入ることで、深部体温が上昇し過ぎてしまい眠りの質を低下させてしまいます。眠りの質が低下すれば就寝中に疲労が取れにくくなり翌朝の腰の痛みに繋がる可能性は十分に考えられます。

もし眠る直前にお風呂に入る場合はシャワーだけにするか、ぬるま湯にさっと浸かる程度にすることをおすすめします。

寝る前に食事をしている

寝る前に食事をとることで体温が上昇してしまうだけでなく、睡眠中にも内臓が活発に働くことになってしまい睡眠の質が低下します。またお腹いっぱいで眠ると内臓を保護しようと身体の防衛反応が働いてしまいうつ伏せ寝になりやすく腰に負担を掛けてしまいます。

食事はできるだけ眠る時間から逆算して2~3時間前までには済ませるようにしましょう。

マットレスを何枚も重ねている

マットレスは本来「その一枚で成り立つもの」です。何枚もマットレスを重ねることでマットレス本来の機能性を損ねてしまう場合があります。

マットレスのうえにマットレスを重ねることで、不安定な土台のうえにマットレスを敷いていることになり「へたり・凹み」の原因となったり、体圧分散が損なわれてしまう可能性があるため腰痛などの不調が出やすくなります。

マットレスが合わなくて新しいマットレスを購入したのであれば、その前に使用していたマットレスは廃棄しましょう。間違ってもそのマットレスの下に敷かないようにしてください。

朝の腰痛が出にくいマットレス選びのポイント

もし、ご紹介した項目にあてはまらずマットレスが原因で朝の腰痛が出ているのであれば「マットレスの買い替え」をおすすめします。しかし、ただ無暗に買い替えるのはNG。これから紹介するポイントを参考に理想のマットレス探しを行いましょう。

寝心地重視はNG

極論は「試さず買う」がおすすめです。

理由は簡単で、マットレスを試して買うと大半の人が「寝心地の良いマットレス」を選んでしまいます。しかし残念ながら「寝心地の良いマットレスが身体に良いマットレス」ではありません。

むしろ寝心地が良いマットレスのなかには「過保護過ぎるマットレス」も多いため、その場合は一見腰が楽な気がしても結局以前よりも更に腰痛が酷くなる可能性があります。

高級マットレスは必要なし

高級と言ってもその価値観は人それぞれです。筆者は「5万円以上」のマットレスは必要ないと考えています。特に10万円以上するマットレスを買うという相談に同意したことは殆どありません。

もちろん高級なマットレスは寝心地も耐久性も高いです。しかし、寝心地の良さは身体の良さとイコールではないことは先述しました。耐久性も数万円するマットレスでもメンテンナンスをしっかりすれば5~10年は軽くもちます。

このような状況で高級なマットレスを買うメリットを感じないという結論です。ただし、ブランドや高級感を重んじる人であれば話は別です。

寝返りのうちやすさは最大のチェックポイント

寝心地や硬さが多少好みでなくても「寝返りがうちやすい」と思うマットレスが一番おすすめです。寝ているときに寝返りをうつことができなければ、ずっと同じ姿勢で寝ることになるため筋肉や関節が硬くなり腰痛の原因となります。

寝返りをうたない人は「寝返りをうてないマットレス」を使用している可能性が高いです。マットレスを買う場合は「寝返りをスムーズにうてるか」をチェックポイントにすることをおすすめします。

例えば低反発系のマットレスは寝心地は良いと感じますが、寝返りは少しうちにくい特徴があります。長年マットレスの検証を行ってきた筆者としては「高反発マットレス」の方が寝返りがうちやすいという結論に至っています。

当施設の検証結果

当施設の検証結果では寝返りのうちやすさで圧倒的な高評価を獲得したマットレスはモットンでした。

高反発系マットレスを検証しています

当施設では整体院に「マットレス設置スペース」を併設させています。日々マットレスの検証を行い、多くの人のマットレス購入の参考になるべく情報発信を行っています。

例えば、通販で人気のマットレスを実際に購入して整体院利用者様に使用して頂き比較評価をしています。

また、モットンやエムリリーという通販サイトで大人気のマットレスを試さなくても寝心地をイメージできるように様々なものと比較して数値化した結果もお伝えさせて頂いています。

不明な点やご相談はコメント欄からお気軽にお問い合わせください。分かる範囲であれば懇切丁寧に返信をさせて頂きます。

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about me

ゆらぎ整体院(国家資格保有)で様々な不調の利用者様の施術を行っています。ねむりと身体の不調は大きく関わっているため日々「眠り」についても勉強を重ねており「マットレス」を設置する専用部屋を整体院に併設させるくらい熱を注いでいます。

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